イラストレーターになりたい三毛猫のミッチ。

ベテラン画家のサンジロー師匠に弟子入りしています。


三点透視図法の、第3の消失点によって

縦の遠近感を出せることを学んだミッチ。

でもこの三点目って、アイレベルの上か下にあるんだけど、

ものすごーく画面から遠くにある点だよね?!

こんな遠い点を、プロはどうやって設定して

イラストを描いているのかなあ。


第12話☆

こんにちは、

イラストレーターのかんざきかりんです。

今日は前回の第11話「三点透視図法」の補足

というか、ほぼ閑話休題という感じ。

気楽に聞いてくださいね。

画面から遥か遠くにある

縦の遠近感を出すための第3の消失点、

実際絵を描くときに

みんなどうやってその点を「取って」

いるのでしょう

アナログ時代の手法(新聞紙!)

昔聞いた話で、

業界で尊敬される激ウマアニメーターさんが

新聞紙を貼り合わせて遠くの消失点をとっていると

聞いたことがあります。

すごい!

あんなうまくてもそこまできっちりやっているんだ〜

と、しばらく真似してみました(笑)

今はやっていないんですけど、

要はその正確さが必要とされるかどうか?

例えば(よく例に出しますが)

正確性を要する建築パースのお仕事(に近いイラスト)とか

かっちょいいハードボイルドな作品とかは

必要なのではないかと思います。

そうでないと、今回の4コマでも描いたように

大体の縦パースラインを設定して

ガイドを引いてそれに合わせて描けばいいかな〜と

私は思っています。

私の絵柄はそんなきっちりしていないので。

でも理屈を理解していて、

必要に迫られた時に、ちゃんと取れるといいですよね。

デジタル時代の手法(パース定規)

今やすっかりデジタル作画の時代になり

私も近年は水彩風景画以外は

大体デジタルで作画しています。


セルシスさんのClip Studio Paintには

「パース定規」という機能があり

全ての消失点が自由自在に設定できます。


設定してみて、ちょっと急だなあとか違和感を感じたら

すぐに消失点をずらして修正することができます。

本当に便利ですよね・・・!

デメリットは、きちんとしすぎて味のない、

機械的な絵になってしまうことです。

意外と現実の世の中は不規則で、

微細なところでは歪んだり不正確だったりするのかもしれません。

人間の見た目と、カメラのレンズの見た目では

違ってきますしね。

なので、パース定規を使う時に気をつけるのは

なるべくアナログな線のタッチにしたり

定規の線はあくまで参考にして、それをガイドに

フリーハンドで描いたり、

私は作品によってそんな手心を加えています。

スケジュールがなくて量があるお仕事は、

もうまんまパース定規に頼っていたりします^^;

具体的なパース定規の使い方は、

ソフトの説明になってしまうので、今回は割愛。

またいずれ機会があれば説明したいと思います。

セルシス公式の、パース定規の使い方のページを

参考にしてください☆

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/807

さて、三点透視図法までの

理屈の解説が終わりましたので、

これからいよいよこの理屈を用いての

実践・応用篇に入っていきます。

現場での使い方を知ることが最も役立つかと思います。

お楽しみに!