イラストレーターになりたい三毛猫のミッチ。

ベテラン画家のサンジロー師匠に弟子入りしています。

二点透視図法を教わったんだけど、


この「二点」のはなれ具合って

どうやって決めるのかなあ。

第9話☆

パース解説マンガ17
パース解説マンガ18

こんにちは、

イラストレーターのかんざきかりんです

説明文が多くなってきたので

今回後半からテキストをフォント打ちにしてみました。

手書きだとみづらいかなあと思って。

目の前で書きながら喋ればすぐなのに、

文章で説明しようと思うと、

画像があっても伝わっているのか?

けっこう心配💦

ところで

ミッチが今回サンプルに描いた絵ですが

開いた窓は(しまっている窓や壁とは)角度が違うので、

今ひいてあるパースラインには乗りません!

本人意識していないようですが、果敢な挑戦ですね。

開く窓や扉の消失点の変化、

このあたり詳しくは後の回で説明しますね。

「パースをとる」とは空間を決めること

自分でも意識してなかったワードが「直角」でした。

そうそう「パースをとる」って

ただ消失点から線を引けばOKというのでなく、

その空間を自分で心地よいように

あるいは演出意図を持って、

設定する作業なんだなあと思いました。

たかが道具のパース、

されど・・・!

奥が深いですね〜

ラフからパースをとっていく手順

もちろん皆さん好きなように書けばいいのは確かですが

  • ミッチのように初心者で、とっかかりが欲しい
  • 空間を把握して自在に描けるようになりたい

というような人の参考までに

私の思いつくパース設定の手順をまとめてみました。

(けっこう普段無意識でやっているので、

確認してみました)

1・どんな絵にしたいかラフで描く

ミッチのように、

大体こんな絵にしたいな〜というのを

アイレベルの高さだけは気にして

気楽に描いてみましょう。

(サムネイルサイズでいくつか描いてみるといいかも)

最初は理屈よりも、

どんな雰囲気にしたいか、

あるいは筆の勢いみたいなのを大事に。

★これはアイレベルが上の方、
見下ろし気味の構図のラフ。
ちょっと縦パースもつきそうですが、
ほぼ二点透視で描けそう。

2・ラフの中で優先したいことを決める

適当に描いたパースラインの中で

これを最も優先したい、

活かすべき、
というような

角度(ライン)があるかと思います。

あるいは、

描いている場面が

誰かの見た目であるという設定の場合は、

アイレベルもキャラの見え方も

ある程度決まった範囲になってきますよね。

★例えばこれは、お客さんの見た目で、というオーダーなので、
アイレベルは画面右のガイドさんの目の高さにしました。
つまり一般的な立っている人の目の高さです。
(一点透視図法ですね)

3・消失点を決める

きちんと消失点を取る必要がない場合

とったほうがいい場合があるかと思います。

前者は、このミッチのマンガみたいな

ゆるい絵やキャラの場合。

後者は、リアルな作風の時、

または解説する必要や正確性が求められる

建築イラストなどの場合。

(アニメのレイアウトはもちろん)

でも普通のイラストでも、

床にタイル、壁に煉瓦など

「パースをありありを表す」要素がある場合、

とっておいた方がラクチンです。

繰り返しますが、

崩して自然にしたい時にも

基準があると楽だし崩壊しないから。

まずは「「正確にも描けるけど

臨機応変に対応できるようになる」

というのを目指します。

パース感覚が身につくまで、

型を意識してやってみよう〜

(守破離ってやつ?)

三毛猫スタンプ

4・主なパースラインをひき、それに沿って細部を描く


★先ほどのお風呂の絵は、
デジタルでこのように二点の消失点を取りました。
(縦のパースラインについては三点透視で説明します)

二点はたいてい画面内にないことが多いので

消失点は遥か彼方・・・

デジタルでパース定規などのツールがあれば

画面外にラクラク設定できますが

ない場合やアナログで描くとき

(今回の漫画の後半で解説していますが)

アイレベルから等間隔の幅で点を打って

ガイドになるようなパースラインをひきます。

これは便利だと思うのですが、いかがでしょう?

私は消失点が遠い方のパースは

たいていこの方法でやっています。


★お風呂の絵はこんな感じになりました。

試してみてくださいね。

さて、前回

三点透視図法までサクッといくよ!

と言っていた師匠ですが

二点の決め方についてもうちょっと説明したいので、

次回も引き続き「二点の距離」をテーマに

解説したいと思います。

お楽しみに!