先日のデザインフェスタ41への参加、
どうにか無事に終えることができてほっとしています。
当日ブースに来ていただいたかた、これまで制作を応援してくださった方、本当にありがとうございました!
今回制作し展示した、アリスのイラストをギャラリーに追加しました。
![天の川のイラスト](https://kanzakikarin.com/wp/wp-content/uploads/2023/06/amanogawa_72-320x180.jpg)
今日は制作するときに考えていたことなどをご紹介します。
こちらはポストカードでご好評いただきました、横向きのアリス。
デザフェス用の名刺もこれをもとに作りました。
アリスのドレスのデザインは、お友達の「はなとありす」さんにお願いしました。
お裁縫のプロの方なので、リアリティのあるドレスになりました!!
この絵は「飾る」ということを意識して安定した飽きない構図に
背景には様々な登場キャラクター、モチーフを盛り込みました。
物語の中で、アリスは奇妙で個性的なキャラクターたちに出会い、
予測のつかない不思議な状況に巻き込まれながらも、
しっかりと自分で考えて発言し、行動していきます。
びっくりはするけれど、物怖じしない。
ただかわいい女の子でない、ちょっとつよいアリスをイメージしました。
![不思議の国のアリス イラスト](http://kanzakikarin.com/wp-content/uploads/alice_46_hyousi_a_72.jpg)
こちらは主に水彩で仕上げました。
ウサギを追いかけて深い穴にどんどん落ちていくアリス。
タイムトンネルみたいな不思議な空間、重厚感のある英国のアンティークな家具、
それを背景に鮮やかなアリスの髪とマーマレード。
そのコントラストと、落ちていくスピード感を出したいと思っていました。
どこまでおちていくのか、どこへ落ちていくのか?
大変な状況なんだけど、アリスはそれほどこわがっていません。
ジャムを味見してみたり、よく周りを見渡して観察し
地球の裏側についてなど、あれこれ考えています。
実は今回、デザインフェスタでの展示と、
ブックデザインコンテストへの出品を兼ねていました。
これは裏表紙用に描いた水彩画です。
仕上げにパステルや色鉛筆も使ってみました。
アリスの世界や登場キャラクターたちが、ポット型の鍵穴におさまっています。
不思議の世界への入り口。
アリスのシルエットとチェシャ猫の尻尾の持ち手、
Alice形の湯気。
構図の原案はドレスと同じく「はなとありす」さんにいただいたので、
自分では思いつかないような絵に仕上がり
とても気に入っています。
遠くから見ればポットのシルエットの絵なので、
キッチンに飾ったら合いそうだなって思いながら描いていました。
最後はほとんど寝る時間もなく仕上げて、もっとこうすればよかったああすればよかったと
後悔ばかりでつらかったですが、少し日にちがたつと
まあよくやったかな、と落ち着いてきました(笑)
オリジナルの絵をアナログで仕上げる、というのは私としては珍しいこと、
けっこうなチャレンジでした。
忘れないうちにまた描きたいです。
本当はあと2枚くらい案があったんですよね。
次は額装と、ブローチについて書きたいです。
つづく!