TVCM用に制作したアニメーション
「白雪姫」のキャラクターデザインをご紹介します。
完成作品はクライアント様のチャンネルで公開されています。
ご覧いただくと30秒であっという間ですが
にもかかわらず、たくさん細かい設定を作っていますので
楽しんでいただけたらと思います。
クライアントは株式会社アクセル様。
製造業において、商品の品質管理・計測サービスなどが
主な業務の企業様です。
もくじ
メインキャラクターデザイン
白雪姫
白雪姫といえば一般的には
ディズニーの白雪姫のイメージが強いかと思い、
似たような色は避けつつ
中世ドイツの衣装などを参考にデザインしました。
コルセットでウエストを締めているのが特徴です。
女王
白雪姫の真の主役（？）女王様
シンプルで動かしやすく、でも高貴な衣装で
色合いも高級感を出そうとしてみました。
老婆に変身するので、目印に泣きぼくろを追加。
女王が変身した老婆
こちらが変身した女王様。
貧しくもちょっと怪しい感じを意識してみました。
りんごのカゴや杖を持っていて
シワも多く、影も多く、作画がたいへん。
七人の小人たち
小人たちは最後に少ししか出てこないのですが
デザインしないわけにいきません。
ドワーフのイメージをかわいくして
それぞれ性格を想定して色やデザインを決めていきました。
アクセルの社員さん
こちらは前作の「マッチ売りの少女」でも登場した
困っている主人公を助けるアクセル社員さんです。
実際のユニフォームをもとにしています。
実際の業務で虫眼鏡を使うことはないそうです。
場面設計・小物設計
舞台となる場面や登場する小物のデザインです。
小人の家
ドワーフは地下に住んでいるイメージですが
それだと絵にならないので
カントリー風な、ホビットの家っぽい感じにしてみました。
間取りやキャラクターの大きさなどもざっくり設定しておきます。
お城の設定は、小作品なので各レイアウトで設定しています。
次回ブログで絵コンテ、レイアウトをご紹介するのでお待ちください。
プロップ（小物）デザイン
魔法の鏡が重要なアイテムなので、
アンティークでちょっとおどろおどろしい怪しい感じを
イメージしてみました。
女王の装飾品のように小さいものは
アップの時とカメラが引いてロングの時で省略度合いを変えます。
次回は絵コンテとレイアウトをご紹介したいと思います。
お楽しみに！
