キャラクター デザイン/ GIFアニメ 制作

イラストの依頼に関するQ&A集 前編

イラストの依頼をするにあたって、これがわからない!ということはないですか?
時々いただく質問を、Q&A形式でまとめてみました。

高校生女子イラスト

イラストレーターってどうやって探したらいい?
会社でない個人が、ちゃんとお仕事をしてくれるか心配・・・
著作権がよくわからないから、後でトラブルにならないだろうか・・・
料金の相場ってあるのだろうか・・・?

私たちは特殊な仕事をしているつもりはないのですが、
たまにそういう疑問を耳にすることがあるので、
そういった方のために、お役に立つかもと思ってまとめてみました。

なるべく自分の経験から、客観的に業界を見渡して判断したことを書いていますが、
とにかく法律以外の全てのことは「クリエーターによって違う」ので、
絶対ということではなく、一つの基準、参考にしていただけたらと思います。

書いてみたら意外と長くなりましたので、前後編の2ページに分けることにしました。
また、ここに書かれていないことで何か疑問がありましたら、
ぜひ、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 


目 次

前編

・01★イラストレーターの探し方

・02★責任持って仕事をしてくれる人の見極め方

・03★契約書類はあったほうがいい

・04★発注内容を伝える

・05★著作権をざっくり理解する

後編

・06★料金の相場はいくら?

・07★打ち合わせでの確認事項

・08★源泉徴収をしなければいけない?

・09★消費税は支払わなくていい?

・10★イラストレーターにロゴを頼める?

 

三毛猫 キャラクター

 

01★イラストレーターの探し方

ネットでイラストレーターと検索すれば、いっぱい出てきます。
adobeの「Illustrator」に関することも出てきてしまうので、

必要なイラストの内容、ジャンルなどキーワードを足して検索してみましょう。

「イラスト」だと趣味で描いている方もいっぱいいますから、
「イラストレーター」
とか「仕事」「依頼」なども入れたほうがいいかと思います。

「リアル 動物 イラストレーター」
「子ども 家族 イラストレーター」
「挿絵 児童書 イラストレーター」
「植物 パステル イラストレーター」
「風景画 水彩 イラストレーター」・・・

など複数のキーワードを入れてみてください。

画像検索にすると、たくさんの絵を見比べて
この絵がいい!と、一目でわかりやすいと思います。
が、お仕事として描いているとは限りませんので、その画像のあるサイトに飛んで確認しましょう。

個々に探すのは時間がかかって大変な時は、
イラストレーターの年鑑などが大きめの書店で売っています。
掲載費用をかけてそういった年鑑に載せている方は間違いなくプロですので
安心感があります。

ネット上でもイラストレーターの団体サイトなどがあり、
短時間でたくさんの会員の絵を見比べることができます。
「イラストレーター 登録サイト」などと検索してみましょう。

私が所属しています「イラストレーターズ通信」は会員数777人(2017年7月現在)
会員は皆、お仕事でイラストを描いているので責任持って仕事してくれるかと思います。
ご参考まで。
(イラストレーターのエージェントではないので、仲介料は要りません。
ご自分で個々のイラストレーターに問い合わせる形になります。)

頼んでいいものか悩むという話しをたまに聞くのですが、
同業者の方を見渡してみても、
スケジュールや予算によって全て引き受けられるわけではないですが、
お問い合わせやご依頼の打診は嬉しいものです。需要を知るというのも大事なことで、
嫌がる人は普通いませんので、どうぞ遠慮なく連絡してみてください。

三毛猫スタンプ

02★責任持って仕事をしてくれる人の見極め方

イラストレーターは、法人でなく個人が多いので、
ちゃんと仕事をしてくれるか心配かもしれません。
どんな職業の人でも実力や人柄に差があるように、イラストレーターも色々でしょう。

候補のイラストレーターのサイトに行ったら、
絵のサンプルだけでなく。プロフィール、仕事経歴などを確認しましょう。
自分で好きに描く絵が上手でも、仕事で描いていないと、
注文に応じた絵が描けるのかどうかわかりません。
時間があれば、ブログなどがあればざっと目を通して、人柄も探ってみます。
連載などの長期的なお仕事の場合は、
なるべく相性が合う方が気持ちよくお仕事できるかと思います。

HP上でメールアドレスや電話番号を公開している
(公開していなくても、問い合わせの返信に載せている)とか
HPやメールアドレスで独自ドメインを取得しているというのも
プロとしてしっかりやってくれそうなポイントです。

例えばSNSなどで仲良くなった人だからといって、
ハンドルネームしか知らない状態ではちょっと心配です。
仕事なので、きちんと本名や連絡先を交換しましょう

しかし、クリエーターは個性的で一般的な枠にはまらない自由人もいますし、
プロより上手いアマチュアもいますので、
それらの要素がないからと行って一概に切り捨てるのも
もったいないことがあるかもしれません。
そこで、書面で約束を交わすことをお勧めします。↓

 

03★契約書類を作る

そんなこともあり、発注書や契約書、それに準ずる書類を作成することをお勧めします。
また下請法という法律で、発注者(法人)が親事業社規模に相当する場合は、
発注書の発行が義務付けられています。

私の場合、発注書をくださるお仕事先は全体の4分の一くらいですが、
(本来は仕事に入る前に作るものですが、お忙しいので納品後にいただくこともあります)
発注書がない場合は、私は所属団体で推奨されている確認書類を作成しています。

そのようにイラストレーター側で簡易なテンプレートを用意していることもあるかと思います。
一手間ですが、きちんとお仕事してもらうためにも、
依頼内容に認識の違いがないかとうかを確認するためにも、
何かしらの形に残るものがあるとトラブルはぐっと減ります。
また、そういう書類を用意しているクリエーターは、
責任持って仕事をやり遂げてくれる可能性が高いと思います。

男子高校生 イラスト

 

04★発注内容を伝える

最初から依頼の問い合わせでなく、こう行った仕事に興味があるか、とか
まずは見積もりをお願いするというのも有りだと思います。
その旨明記して問い合わせてみてください。
また、コンペ(競合)の依頼の時には必ず伝えてください。

依頼しようと決めたら、必要事項が漏れていると
やりとりに無駄に時間がかかってしまうので、以下の項目を参考にしてみてください。

  • イラストの依頼内容(例・「〇〇〇〇〇」書籍内 挿絵〇点)
  • イラストの使用範囲、期間(例・該当書籍内と一部webサイト掲載)
  • タッチなどの希望、参考画像やサンプルなどを指定。(例・タッチは水彩画で)
  • 予算(確定していなくても大まかな目安)(例・一点〇〇円 または一式〇〇円など)
  • 希望納期(例・ラフを今月中 最終納品を来月〇日など)
  • お名前、会社名やHPアドレス、連絡先など。(名刺代わりです)

詳しいことは打ち合わせ時で良いかと思いますが、
取り急ぎスケジュールと、予算が大きな目安です。
おそらくイラストレーターはいくつか平行してお仕事していますので、
せっかくのお話でもスケジュールが合わないとできませんし、
事業が赤字になる程低い予算ですと受けられません。
仕事が成立しないなら、お互い時間の無駄にならないよう早く結果がわかった方がいいでしょう。

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05★著作権をざっくり理解する

著作権というのは、いくつかの権利の束ですが、
イラストの料金というのは通常、イラストの「著作使用料」にあたります。

例えば、商品のパッケージ用にイラストを発注した場合。
そのイラストをさらにチラシ、web、パンフレット、名刺などにも使いたい、のならば
それらでの使用料も含めた料金になります。
制作料ではないんですね。
後から使用するものが増えたら、二次使用料(流用費)を支払うことになります。
金額は、媒体によって2〜5割でしょうか、イラストレーターによって違うと思うので尋ねてみてください。

もし将来的に多くの使用媒体を想定していて、そのイラストを半永久的に他者に使われたくない場合
著作権譲渡の契約が必要かもしれません。
「買取」と言われることもあります。
権利が移動するので、不要になればそれを売ることもできます。
その分、料金は一桁、二桁大きいのが一般的かと思います。

著作権法で定められているように、特に著作権譲渡の契約を交わさない限り、
著作権は作者から離れることはありません。
(譲渡の契約をしても、著作者人格権は人権みたいなものなので、移動することはありません)

ですので、最初に依頼するときにその点確認し、必要な範囲を決めて約束しておきましょう。
大抵は莫大な予算をかけて著作権譲渡契約をしなくても、
目的の使用範囲で契約すればすむことが多いと思います。
例えば譲渡が普通なのは、企業キャラクターやロゴ、ゲームなどのキャラクターやイラストなどでしょうか。
用途が広範囲で独占的なもの、商標をとるようなものになるかと思います。

★イラストの著作権譲渡について、
こちらのブログで、イラストレーターズ通信代表が詳しく説明されていますので
詳しく知りたい方はご覧ください。

イラストレーションを発注する企業様とご担当の皆様へ

 

★著作権について、検索すれば色々わかりやすい解説を見つけられます。
こちらのサイトがわかりやすいかと思いましたのでご参考にどうぞ

一分間でわかる著作権法

 

*著作権の話しが出たついでに。

イラストを依頼する時、参考にして欲しい写真などの画像を、
ネット上から探してきて提示する場合があるかもしれません。
その画像の著作者に許可をもらっていない限り、その画像とあまりに酷似したイラストを描いてもらうのは、
著作権法に触れる恐れがあります。

もし自分で用意した、著作使用権を持っている画像なら「この通りに描いてください」もOKですが
そうでない場合、ネットで探した画像なので、あくまでこの辺を参考にしてください、と
伝えていただけると、無用なトラブルが避けられるかと思います。

 

 

★後編に続く(準備中)
三毛猫 キャラクター

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